◆ 線路沿いの小さな家

23区内とは言え、敷地が11.7坪、線路に面し北向きで、陽射しが全く入らないという悪条件が 重なった、築20年の建売住宅の建替えです。
施主の希望は「陽の当たる明るい家」を出来るだけローコストで造ることです。
「住んで楽しい」ことはもちろん、通気工法、基礎パッキン(ダイカラット)、天然塗料(オスモカラー)、 漆喰塗り、断熱ペアサッシ等を採用し、人と建物に優しい家造りを心掛けました。

建築地:東京都世田谷区南烏山(2000.10竣工) 構造:木造在来工法  建築面積:23.13u 延床面積:45.90u 

   
道路側外観@
線路に面した北側にはステンレス製の防風折板を目隠しとして使用し、Wウォールを構成しています

道路側外観A : 夜照明をつけると室内は丸見えですが
今でも施主はカーテンを使わずに建替え前の生活との違いを楽しまれているようです。

バルコニー見上げ
バルコニーの床はFRPグレーチング製。

ダイニングスペースからリビングスペースを見る。 : 対面カウンターは少ない空間を利用した苦心作。
食器の他に業務用の大型掃除機も収納できます。 施主支給の食器洗浄器や浄水器の設置場所も確保されています。

リビングからロフトへの階段を見る。
天井のシナ合板と壁の漆喰仕上げでやわらかで温かみのある空間となっています。

リビングからキッチンを見る。 : ロフトの窓やトップライトから光が降り注ぎます。
2FのLDKは12帖のワンルーム。 高い天井と多くの窓で開放感を持たせています。

バスルーム
ご夫婦が特にこだわった安らぎの空間です。




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